そんなつもりじゃなかった

人生の難易度が高すぎる

気付いたら、夏が終わろうとしている。

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台風や連続の悪天候が過ぎてから、少し涼しく過ごし易くなってきた気がする。気付けば9月が始まり、夏が過ぎ去って行こうとしている。この夏はあまり何もしなかった。前年度の夏はそれなりに毎日のように友人と遊び回っていた気がするのだが、今年はどうにも予定も合わず、また自分自身も何故か積極的に出歩こうと思う気になれなかったので、音楽を聴くか散歩ばかりしていた。

 

夏は若者にとって刺激的な季節だ。イベント盛りだくさん。実家のある神奈川県には有名な花火大会がいくつもあるので、恋人達の夏を盛り上げる内容には事欠かない。しかしながら、その裏で一人の切ない夏を送っている若者達もいるのを忘れないで欲しい。その代表の一人として、ここにそれを提示しておく。

とにかく一人で過ごす夏というのは、味気のないものだ。だが、同時にどこか自分の内面ーー深層世界と向かい合えるいい機会でもある。この夏、僕は歩いているときに色々なことに気づいた。それらのほとんどは一日眠ってしまえば忘れてしまった。全然意味ねえ。

仲の良い女子はそれなりに夏をエンジョイしているらしい。何故かこの夏、頻繁にラインでやり取りしている。「告白されちゃった」などと、青春街道まっしぐらである。うらやましい。僕もうら若き爽やかな乙女に一夏の告白などをされてみたいものである。

昔付き合っていた子とも少し連絡をとった。その子は内定が決まったらしい。そんな他愛のない話をした。それぞれが皆、ひとりひとりの夏があるのだ。僕は、ほぼ無意味に夏を消化してしまった。無念の感が凄まじい。しかし、僕にとっての夏は昔からずっとそうであった気がする。

人生の中で一度くらいは最高の夏を過ごしてみたいものだ。